北区に現在も残る道しるべを古地図に探す試み

道標「道しるべ」



 旅に出ると日本全国どこへ行っても出会う事の多い道標、わが北区に於いても40基に及ぶ道標が存在すると知り、何箇所かを尋ねて親しく往時を偲んでみる事にしました。

 道標の多くは、街道の追分 「道の分かれる所」 に設けられた江戸時代の石碑で、形は色いろ、細長い川石に碑文を刻んだのが多く、お寺の門前にお地蔵様の供養塔と並んでいたり、また庚申塚や供養塔の側面に「右ふとうみち」等と彫られているのもあります。

 道標は公でたてたものはあまり無く、ほとんどは土地の人が旅人や巡礼者の為にたてたもの、中には旅人や巡礼者が後々の人の為にたてたのもあるとの事です。 

 北区は南北に日光御成道、南側に旧中山道が走り、このニ街道を結ぶ道がいくつかあり、王子道、六阿弥陀道、西新井大師道、隅田川沿いの古道等あります。



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